春の味として地元で親しまれてきた多摩区菅特産の「のらぼう」は菜の花に似た独特の甘みと香りが特徴。
地元の農家などで結成した「菅のらぼう保存会」(高橋孝次会長)が普及に努めた結果、現在では菅だけでなく中野島や生田など区内で約300軒が作って販売するようになった。川崎の農産物ブランド「かわさきそだち」にも登録されている。
2月から5月初めまで主に産直で販売され、遠くから買いに来るファンも多い。
素材の味を逃がさないよう、さっとゆでて、おひたしや和え物、サラダにするとよい。
日本民家園内にある山下家住宅にある。店名の通り、神奈川県の重要文化財に指定されている白川郷の合掌造りの古民家の1階が店になっており、歴史を感じさせる大きないろりがある部屋で食べるそばの味はまた格別。
1976年から30年以上営業している民家園の名物で、「打ちたて・ゆで立て」をモットーに、戸隠のそば粉、屋久島のカツオ節、忍野村の水を使うなど 素材にこだわったそばにはファンも多い。
合掌造りの形をした皮の中に小倉、ゴマ、白アンがたっぷりつまっていておみやげ にも人気の 「民家園もなか」は、山下家の向かいにあるお団子の出店「三吉野」のオリジナル商品だ。
もなかのほかにも、団子はみたらしやゴマなどを売っており、餅はズンダ、アンなどの味がある。